ブディマン・スジャトミコのプラボウォ支持は「民主主義と人間の尊厳への裏切り」

2023年08月24日付 Kompas 紙
グリンドラ党のプラボウォ・スビアント議長の邸宅にて、報道陣に囲まれるPDI-Pの政治家ブディマン・スジャトミコ氏(2023/7/18)
グリンドラ党のプラボウォ・スビアント議長の邸宅にて、報道陣に囲まれるPDI-Pの政治家ブディマン・スジャトミコ氏(2023/7/18)

ジャカルタ、kompas.com配信

「拉致被害者のための民主的人民フォーラム」は、98年の民主化運動家デアルブディマン・スジャトミコ氏によるグリンドラ党から次期大統領選出馬が目されるプラボウォ・スビアント氏の支持を民主主義と人間の尊厳への裏切りとみなしているブディマン氏は戦友を裏切り、拉致被害者の家族をも裏切ったと、フォーラムのメンバーであるペトルス・ハリヤント氏は述べた。

「さらに言えば、ブディマン氏は民主主義と人間の尊厳を裏切った」と、ペトルス氏は、去る8月22日に文書の中で述べた。ペトルス氏はまた、ブディマン氏の作戦は人権侵害者を永続させ、不処罰の政治を強化しようとしているようだと述べた。98年活動家たちの誘拐者であるプラボウォ氏を、インドネシアを前進させる能力を持った戦略的なリーダーとして扱うブディマン氏の巧みな言い回しを拒絶した。
「誘拐した者を受け入れることが歴史的必然だというのはブディマン氏による正当化に過ぎない。プラヴォウォが権力を握った時に何かを得る事が出来るようにするためのブディマン氏の実利主義の証拠である」と、ペトルス氏は述べた。

ブディマン氏が収監されていた当時の囚人仲間は、より利益をもたらすものを取ろうとするブディマン氏の政治的なご都合主義をあらわにしていると評価した。「ブディマン氏は、元活動家としての自らの理想主義を傷つけたにもかかわらず、ハビビ大統領時代に解任された元陸軍参謀長(プラボウォ)に飛びつくことを選んだ。それどころか、彼は98年活動家全体の名誉を汚した」と、ペトルス氏は述べた。

それに先立ち、闘争民主党の政治家ブディマン・スジャミコ氏とグリンドラ党の党首プラボウォ・スビアント氏は去る年8月18日に中部ジャワ州スマランにあるマリナコンベンションセンターでプラボウォ・ブディマンボランティア志願者の統一を宣言した。

この代表、アファンディ・アルフィアンは、2024年大統領選挙のための中部ジャワ各地出身の数千ものプラボウォ・スビアント支援活動の美ランティアがが、先の宣言の式典を訪れたと述べた。
彼は、その後このような式典がインドネシア全土の40箇所で行われたと付け加えた。

TribunJateng.comによれば、「10万人ものボランティアが宣言式への参加を希望しているため、式典に参加するボランティアの数を制限する予定だ。そうしなければ会場は足りないだろう」とアファンディ氏は去る8月18日に述べている。

2024年の大統領選挙でプラボウォ・スビアントを支持する意思を表明したため、インドネシア闘争民主党(PDIP)の決定から逸脱したと考えられているブディマン・スジャミコ氏は、ガンジャル氏は良い人物だと述べた。

しかし、同氏は、ガンジャル氏にはインドネシアを指導するのに十分な能力がまだなく、一方でこの国には戦略的リーダーが必要であると評価した。
「世界情勢により、インドネシアには戦略的リーダーシップが必要だ。ガンジャル氏が悪いという意味ではない」とブディマン氏は去る8月18日に語った。
同氏によると、戦略的リーダーは、経済活動、国防、およびテクノロジーに対する課題の解決策を見つけることができるという。
「戦略的リーダーシップがこの国の状況を長期的に位置づけると思う。目標の設定も民主主義の問題を解決しながら進められる」とブディマン氏は述べた。


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