ロイコー大学の学長含む教職員が無事だとKNDFとIECが発表

2023年11月20日付 その他 - ピープルズスプリング紙 紙
「私が死んでしまったという誤報に対し、私はここで安全に健康でいるということを言いたい。」−ロイコー大学学長アウンキンミン博士

イェーカウン/ピープルズスプリング

ロイコー大学学長を含む、Non−CDM(市民不服従運動CDMに参加していない)教員と家族が安全で無事でいるということを、カレンニー民族防衛隊KNDFと暫定統治評議会IECは本日発表した。

11.11軍事作戦でロイコー市へ到着したKNDF戦線を、軍評議会がロイコー大学で迎え撃ったため、相互に戦闘が起き、大学職員と家族が大学内に取り残されているとわかった。

軍評議会による空爆、重火器での絶え間のない攻撃のため、上記のロイコー大学の職員とその家族、工科大学の職員含む204名に対して、重火器による攻撃が少し収まった時に安全な場所へ緊急避難の協力をカレンニー合同軍がおこなったと知らせた。

「彼ら(軍評議会)の側から、今日に至るまで、様々なプロパガンダがなされてきた。主には学長を我々の部隊が殺害し、残りのNon-CDM(CDM不参加者)らを逮捕したという(内容のものだ)。ここで言いたいのは、我々カレンニー合同軍として国際基準に従い、人としてなすべき軍事倫理に基づいて実行している。」とKNDFの担当者が、People’s Spring に語った。

ロイコー大学のNon-CDM職員や家族らを、人道的配慮、人権に従い、カレンニー州暫定統治評議会(IEC)が安全に保護し、家族と一刻も早く再会することができるようにするという任務を、IECが継続して行っていることを声明で明らかにした。

学長を含む講師ら3人が健康で問題なく過ごしているという、2分超のビデオの記録をKNDFとIECが発表した。

「私は現在のところ、ここに私の大学の194人の教師と一緒にいる。私が死んでしまったという誤報に対し、私はここで安全に健康でいるということを言いたい。」と学長のアウンキンミン博士はビデオ内で語った。

ミャンマー国文学科の助教ウー・ウェリンゾーは、11月11日に戦争が勃発したとき、本館1階に大学の教師全員が集まっていたこと、その後、革命組織が救出にやってきて、英文学科の1階に移動させたこと、その後別の場所から現在いる場所へ到着して、全員が安全で、体調は良好だとビデオ内で口にした。

家族全員が不安を抱いているだろうから、私たち全員、私を含めロイコー大学の家族197人全員が全て問題なく順調に、ここにいるというメッセージを入れたい」とウー・ウェリンゾーもメッセージを託した。


革命勢力が救出した大学の教職員、家族合わせて204名の名簿をPeople’s Springのテレグラムチャンネルで閲覧できる。

カレンニー(カヤー)州の11.11作戦3日目(11月13日)と4日目の戦闘で第66師団下の第425軽歩兵大隊と第6軽歩兵大隊を徹底的に殲滅し、最後に残った兵士が投降して多くの武器をカレンニー合同軍が押収することができた。

11月13日一日の間にロイコー大学内に駐屯している軍評議会の第425軽歩兵大隊長と副大隊長を含むほぼすべての大隊の兵士が死亡し、第6軽歩兵大隊の約半分を殲滅することができた。

11月14日には、ロイコー大学の周囲に駐屯している残りの第6軽歩兵大隊を完全に殲滅するための作戦を午前中から開始し、夕方には軍評議会の残留軍に対し、投降するチャンスを与えた後で、中隊長「カウンミャッコー」が率いる軍評議会の兵士32人が投降した。

今日までにロイコー市での戦闘は激化しており、軍評議会は毎日多数の空爆をし続けている。

(ロイコー大学学長のアウンキンミン博士と講師らのビデオ記録。ビデオ−KNDF)


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翻訳者:Y.A HR.M HN.M
記事ID:6791