第3回討論、中央選挙管理委員会が大統領候補者に略語と外国語を使用した際の解説を求める。

2023年12月28日付 Kompas 紙

ジャカルタ KOMPAS.com配信
インドネシア共和国中央選挙管理委員会(通称KPU)は、2024年大統領選に出馬する大統領候補者に対し、討論で略語や聞き慣れない外国語を使用した際にその解説を求めるとした。
この要請は去る12月27日、第2回討論の評価会議にてそれぞれの候補者ペアチームの代表者に承認された。
「まず、第一に、候補者ペアの連絡担当者が、討論中に大統領候補や副大統領候補に説明を行い、略語が正式名称になるのが必須だ」と、選挙管理委員会の有権者社会化・市民参加部門のコーディネーターであるオーガスト・メラズ氏は、27日午後の会合後に述べた。
「もちろん、最初の段階としては、このようなこと(略語や聞きなれない用語の使用)が起こらないように注意を促すことです。しかし、それが発生した場合は、説明することがもとめられます」と同氏は説明した。
同氏によれば、この方針は、2024年大統領選挙討論の部門2と3で質問を作成する役割を担うパネリストらに以前から要請されていたものだという。
パネリストらは、略語や外国語、聞き慣れない用語を使わず、話に流れのある質問をするよう求められた。
第3回討論会では、部門4と5において大統領候補者同士による質疑応答が行われるが、その際にも同様のことが求められる。
しかしもし仮にこの規定に違反した場合、つまり略語や外国語、聞き慣れない用語を使う候補者がいた際には司会者の役割が必要となる。


「これが司会者と質問者の立場である。略語や用語が明確になってから続けるのだ」とメラズ氏は述べた。
私たちの議論では、質問を受けた正副大統領候補が時間を奪われることなく議論が続けられるよう司会進行役がその役割を担うことで合意している。

大統領候補による第三回討論はインドネシア共和国選挙管理委員会により、来たる1月7日に開かれる。アニエス・バスウェダン、プラボウォ・スビアントそして、ガンャジル・プラノウオが国防や治安、領土、そして国際関係といった政治問題に対する考えを競い合う。
これに先立ち去る12月22日、最初の副大統領候補討論において、副大統領候補番号2番のギブラン・ラカブミン・ラカが馴染みのない用語を使用した。
例えば、同氏はマフフド医師に「二酸化炭素の捕捉と貯蔵」について質問した。また、ムハイミンにSGIEということがらについて質問したため、PKBの議長は自身の意見を述べる時間を失ってしまった。

なぜなら、ムハイミンが話す時間は単に世界のイスラーム金融の問題について表すSGIEという言葉を説明するために使い果たされてしまった。

ムハイミンやマフフド陣営そしてネット民は、このジョコ統領の長男の戦略は、彼らを罠にはめて討論の実質を損なうものだと批判した。


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翻訳者:徳永惠太
記事ID:6819