憲法裁判所の判断待つ 闘争民主党「メガワティ・プラボウォ両氏の会談が実現していない原因はジョコ大統領でない」

2024年04月15日付 Kompas 紙
闘争民主党事務所で2月5日に行われた記者会見での、ガンジャル・マフッド正副大統領候補ペアのスポークスパーソン、アリヨ・セノ・バガスコロ氏(右側)とハスト・クリスティヤント闘争民主党幹事長(左側)
闘争民主党事務所で2月5日に行われた記者会見での、ガンジャル・マフッド正副大統領候補ペアのスポークスパーソン、アリヨ・セノ・バガスコロ氏(右側)とハスト・クリスティヤント闘争民主党幹事長(左側)
JAKARTA, KOMPAS.com 配信

闘争民主党の政治家アリヨ・セノ・バガスコロ氏は闘争民主党のメガワティ・スカルノプトリ総裁と2024年大統領選で当選したプラボウォ・スビアント大統領候補との会談が未だ実施されていないのはジョコ・ウィドド大統領が原因という見解には同意しないと語った。セノ氏によると、闘争民主党は2024年大統領選の結果を巡る見解の相違に関する憲法裁判所のすべてのプロセスを待ってメガワティ総裁とプラボウォ氏がいつ会うのかを決定する。

「そもそも、私たちはすぐに手のひらを反すような教育は受けていない。(ジョコ大統領は)単に状況に応じて簡単に態度を変えているだけだ。政治においては、原則と態度が一貫していることが理想である」と同氏は去る4月14日にKompas.comに語った。
セノ氏は、闘争民主党は現在も2024年の総選挙の実施、特に多くの人が史上最悪の選挙だと考えている大統領選挙の実施を批判することに重点を置いていると強調した。
闘争民主党は依然として、2024年の選挙は権力介入、倫理違反、そして特定の正副大統領候補に対する政治的支援の動員に満ちていると考えている。


「民主主義に対するそのような厳しい打撃は修復されなければならない。だから、今日の私たちの焦点はそこにある。憲法裁判所や国家行政裁判所での法的抵抗、政治的抵抗、党の制度化ルートも通じて」とセノ氏は述べた。
ガンジャル・マフッド国民勝利チームのスポークスマンである同氏は、闘争民主党が新政府内に入るか政府外にいるかは党大会で決定されるだろう、と語った。
「単に会合だけを通じて決まるわけではない」と同氏は言う。



セノ氏によると、闘争民主党は今後の政権への対処について多くの事柄を検討しているという。
そこで考慮された内容には、グローバル経済の状況から、地政学、人口統計学的な課題、民主主義倫理、国民が持つジャワ的精神のあり様まで含まれている。
「これらのことは引き続き検討する課題である。政治的なロビー活動のみに頼ることはない」と、同氏は語る。
さらにセノ氏は、メガワティ総裁や闘争民主党プラボウォ氏の間に交流を妨げるような問題はないと評価した。同氏は、闘争民主党とプラボウォ・スビアント氏は私的に関係良好であると語る。

「しかし、憲法裁判所での闘争は今日の我々の主な焦点で、メガワティ総裁までも憲法裁判所に書状を書いた。私たちは選挙を通じて託されている信頼や民意を真に理解することについてとても真剣である」とセノ氏は語る。
「そのため、その過程を尊重する意味合いで、憲法裁判所の判決を待つのがいいだろう」と繰り返し述べた。
すでに報道されているように、メガワティ・スカルノプトリ総裁はプラボウォ・スビアント大統領候補と、2024年の大統領選挙の訴訟が終わった後に、面会する予定だ。

このことは闘争民主党のハスト・クリスティヤント幹事長によって繰り返し強調された。「現時点での主要な優先事項は、憲法裁判所でのプロセス全体を見守ることである」と、去る4月12日、中央ジャカルタ市メンテン地区のトゥクウマル通りにあるメガワティ邸で面会した際にハスト幹事長は述べた。
というのも、同幹事長によれば、憲法裁判所の決定がプラボウォ・スビアント大統領候補とギブラン・ラカブミン・ラカ副大統領候補の資格剥奪の要求と再選挙を認めることを、メガワティ総裁が強く望んでいるからであるという。


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翻訳者:髙橋翼
記事ID:6859