メーソットへの避難民、仕事が得られると金銭を騙し取られるケースが発生

2024年04月28日付 その他 - ミャンマープレスフォトエージェンシー 紙

4月28日 MPA CJ018

タイ、メーソット市において、ミャンマーからの移住者たちに、仕事が与えられると称し金銭を要求する詐欺ケースがあることが、職を探しているミャンマー人移住者たちからの情報で分かった。

メーソット求人というFacebook Groupにも、仕事を探しているミャンマー人はたくさんいるが、実際に職を得る人が少なく、詐欺ブローカーのみ増えているとメーソットに居住して職探しをしている一人が述べた。
「メーソットに来て時間が経つが、仕事がないためグループの中で仕事を探したら、求人の投稿をたくさん見つけた。しかし、現場に行ったら、スマート代7000バーツ[訳者注:スマートカード(海外で働くミャンマー人に必要なIDカード)のこと。7000バーツは約28000円(1バーツ約4円換算)]を払うように先に要求された。仕事を得られると思い、スマート代を払ったが、ああでもないこうでもないと言い訳をされてその後連絡がつかない。このような状態になっているのは、私一人だけではない。グループに入ったら分かるよ。たくさんいる」とメーソットで仕事を探している男性は本紙に語った。

同様に、浄化飲料水工場で働けると写真を見せられてスマート料金を騙し取られた女性の一人も「浄化飲料水工場での仕事、日給356バーツ、残業があり、皆勤手当がもらえると工場の写真と一緒に載せて求人をしていたので、それを信じて聞きに行ったら、スマートの料金が6000と言われた。それで、仕事が得られることが確実になったら払うと言うと、確実だとのことなので6000バーツ払ってその後は、この日、あの日と約束の日にちが変更になり、最終的には連絡が取れなくなった」と言った。

メーソット市ですでに仕事がある人たちも、賃金の減少、賃金の不払いなどの状況があると石工として働くコー・ファティは話す。

「私たち若者にとって仕事を見つけるのは困難である。言葉の壁も存在する。私たち石工をしているグループの中にも、奨学金で米国へ行くのを待っている子が二人いる。私も実はミャンマー人同士でつないで仕事に入れてくれたため、私は今の石工として働くことができている。しかし、給料は低賃金で一日300バーツしかもらえない。生活費に充てるため、ほとんど手元に残らない。他の職業に関しても賃金が規定通りでないことが多い。私も二月から今に至るまで給料をもらっていない」と説明した。

軍評議会によるクーデター後、多くのミャンマー国民がタイに避難している。

さらに、徴兵法の出現後、ミャンマーの若者の多くはタイのメーソット市に来ており、職を探している間に、「職がある」とブローカーに騙されているのだ。


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翻訳者:HR
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