インワで地震により歴史的建造物の4分の3が崩壊

2025年04月14日付 その他 - DVBビルマ語 紙
写真:MCDC
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強大な地震のため、マンダレー管区インワ考古学遺跡地区で記録されている歴史的建造物75%が損傷し崩壊したと、軍評議会傘下の考古学・国立博物館局からわかった。

以前目にすることのできなかった二層の仏塔と三層の寺院も、地震によって崩壊した時に発見されたという。

3月28日に発生した激しい地震によりマンダレーとインワ地域の古い建造物が損傷を受けている。以前、インワ考古学調査地区で仏像・仏塔・レンガ造りの寺院が沢山存在してきたことを調査してきていたが、実際に目視で確認できた状況によれば、二層の仏塔は存在しなかったと発表されている。

地震による損傷の調査をしていたところ、崩壊していた仏塔の中から、元の小さな仏塔を覆って建設してある二層の仏塔13基を調査で発見したという。

トータパンパゴダ近くの93番の仏塔で1基、ドージャンパゴダ群の中の316番318番で仏塔2基、21番のチェーニームトーに1基、ミャテインタンパゴダ近くのコー・サングェの畑の近くで1基、ミンガラー地区の裏のウー・トゥンナインの畑の近くに2基、シンピンカイェディで1基、アナウイェイタ敷地内で1基、パレイパゴダ群で1基、チャウセー市インヤウンパゴダ群で1基、チャウセー郡トードゥイン村で1基、マンダレー市パヤーニーパゴダで1基、合計13基であった。

その他、三層の寺院をピンヤで1基、ミッゲーで3基、サードーミョーピンジーで1基、合計3基(翻訳者注:原文通り)調査して発見したとも述べている。

事前の現地調査によれば、マンダレー市81番通り沿い、21番通りと22番通りの間にあるパヤーニーパゴダにおいて地震被害により表面上のレンガが剥がれ落ちたので、内部にインワ時代後半に建設されていたと考えられる仏塔があり、その仏塔をアマラプーラ時代に一度更に覆って、建設してあったことがわかったと述べた。

インワ地域においても第一次インワ時代に建設された仏塔9基の中で一部の仏塔をニャウンヤウン時代に2回目に(レンガで)覆って改修したことがある。一部は第一次インワ時代後半に再度覆って改修していたことが調査でわかったと述べた。

軍の影響下にあるマンダレー市開発委員会は、インワ・ピンヤ古代遺跡地域に記録してある960の歴史的建造物のうち70%程が損壊したと、考古学・国立博物館局マンダレー支局の情報を引用して発表している。


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翻訳者:C・H, H・I, M・S, N・T, Y・Y
記事ID:7102