マンダレー市の市場のプラスチック袋削減計画の効果見られず
2025年10月27日付 その他 - DVB 紙

マンダレー市の市場でプラスチック袋削減に向けて、罰金を科し厳しく取り締まるよう指示が出されていたが、啓発活動が行われていないため、効果が見られないと市場の出店者が語った。
マンダレー市の市場で、毎週月曜日にプラスチックの袋を使用しないよう市開発委員会が指示を出してからすでに約2か月が経過した。
この指示を、市場の敷地内で拡声器によって一回告知したのみで、プラスチック削減のための啓発活動や注意喚起の看板すらなく、またごみの正しい廃棄を促すための取り組みは行われていないと、市場の出店者は述べた。
月曜日にプラスチック袋を使用したことが発覚した場合、使用者に30,000チャットの罰金が科されており、販売者に対してもそれ以上の罰金が科せられていることが分かっている。
市場の一部出店者は罰金を避けるために毎週月曜日は終日店を閉めており、プラスチック袋販売業者毎週月曜日に店を閉めざるを得ない状況だという。
マンダレー市のプラスチック販売業者の話によれば、「市開発委員会は、レジ袋は使ってはいけない、使い捨てのコップや発泡スチロールの容器を使ってはいけないという。使っていいと言われているのは、リサイクルバッグとか不織布の袋で、そういうものなら使っても良い。ほかは使ってはいけないと、叫んで行った。その日から彼らは、使っている人を路上で見かけると30,000チャット。毎週月曜日に店を閉めざるを得なくなってから1か月が過ぎた。」という。
マンダレーのゼ―ジョー市場の買い物客の一人は、月曜日はプラスチック袋の使用を禁止するとの発表を知らなかったために使ってしまい、罰金を科せられたとのことだ。
マンダレー市の地元民は、「その日はシャツを買いに来たのだが、市開発委員会が毎週月曜日にプラスチック袋の使用を禁止すると発表したことも知らなかった。市開発委員会の職員6名くらいはいたと思うが、その買って来たシャツを購入した店から持されたプラスチック袋を見て、『プラスチック袋を使ってはいけない、罰金を払え』と言った。払いたくないならどの店がプラスチック袋で商品を渡したのかを言うように強要された。袋に入れてくれた店を告げ口したくなかったので、罰金30,000チャットを払わなければならなかった。その出来事があったのは、市場内での発表があって1週間くらい後のことだったと思う。知らない人がたくさんいた。市場にやって来て知らせて行ったことを。罰金を払った後、そのプラスチック袋を捨てずにそのまま家に持って帰ったが、それについてはあの人たちは何も言わなかった」と語った。
市場の出店者と買い物客は、市場でプラスチックごみ削減のための啓発活動、あるいは毎週月曜日のプラスチック使用禁止についての情報提供が行われなかったために知っている人が少ないのだと語った。
マンダレーの市場で、毎週月曜日にプラスチック袋を使ってはならないという規定がなされてから2か月近くが経つが、プラスチック使用量が減ったというような状況は見られないので、彼らの取り組みには効果がないとも言う。
マンダレー市のプラスチック販売業者は、「これ(プラスチック袋)を使ってはいけないと言うなら、きちんと啓発活動をすべきだろう。ごみ箱を設置してなければならない、設置した上で、プラスチック袋を秩序正しく使うよう啓発すると言う方式で取り組むべきだ。
“このように使ってください。使い終えたら秩序正しく捨ててください” というところに至れば成功だ。彼らが啓発で取り組みを始めるならまだよい。啓発活動も何もないんだから。自分としては啓発活動を行ってから取り締まるようにしてほしい。こんなことになるくらいなら、いっそのこと私たちにプラスチック袋を売らせるな」と言う。
市場の出店者によれば、この毎週月曜日にプラスチック袋の使用を禁じる指示について、いつまで実施していくのかといった期間の部分に関しても、正確にはまだ知らされていないと言う。
翻訳者:S.Y
記事ID:7206