ネダーさん殺害の真犯人はBBC!?
2009年06月25日付 E'temad-e Melli 紙

政府支持派の日刊紙二紙は、〔先週土曜日の抗議デモの際に〕銃撃によって亡くなったネダー・アーガーソルターンさん〔女性〕の痛ましい死は、外国分子の手によるものだとする記事を掲載した。ネダーさんが死亡する様子を撮したビデオや写真は、海外メディアで大きな反響を呼んでいる。

 〔アフマディーネジャード顧問のバズルパーシュ氏が発行責任者を務める〕「ヴァタネ・エムルーズ」(今日の祖国)紙は、次のように報じている。
BBC Persian及びVoice of Americaは、テヘランで最近発生した出来事について〔政治的な〕目的をもった偏向報道を行うことで、〔イランに〕混乱を生じさせようとする動きを続けている。その一環として、彼らは日曜日以降、最近の事件で死亡した某人物の写真を操作することで、この人物はイランの治安部隊によって殺されたなどと主張している。

しかしながら、最近の事件で殺害された一部人物の体内から摘出された弾丸を調査したところ、〔銃撃に〕用いられた薬莢は国の軍・治安機関が使用している武器では使われていない種類のものであり、国外からテヘランに持ち込まれたものであることが判明した。

他方、治安筋は、ここ最近多量の銃器が様々な場所からテヘラン市内に流入しており、ある地区では銃器が極めて低価格で簡単に暴徒たちに手に渡っていると強調している。今週初めには、拳銃30丁の入った積荷が治安維持軍によって発見されている。

 「ジャヴァーン」(若者)紙も、「テヘランに駐在し、先日イランから追放されたBBCの記者はカネで雇い入れたならず者に、ドキュメンタリー映像を撮りたいので〔任意の〕人物1名を殺してほしいと殺害依頼をするなど、非人道的行為に及んだ」と報じている。

 同紙はある情報筋の話として、さらに「ネダー・アーガーソルターンという名の若い女性が銃撃を受け殺害された様子を映した映像が、最近世界のさまざまなニュース・メディアやインターネットで取り上げられているが、これはBBCイラン支局の記者による非人道的行為の結果である」と伝えている。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16812 )