断食問答―「食事の味見?」「歯磨きは?」
2009年08月25日付 Zaman 紙

 料理の塩味をみること、コロンの香りをかぐことと、水がのどを通ることなどは断食を破る事になりますか。

質問1:断食をしている女性は時々作った料理を舌先で味見したり塩味をみてからそれを口から出したり、歯磨きもしています。これらは断食を破る事になりますか。

答え:このような状況で注意されるべき主な基準は次の事です。舌先で味見をしたり塩味をみる際や、歯磨きの間に、何かがのどを通っていますか。重要なのはこれです。この基準により以下の事が言えるでしょう。

断食をしている女性が、舌先で作った料理の味見をしたり塩味をみて、その後それをのどに通すことなく口から出すならば、食べることにも飲んだことにもならない…それならば、断食を破った事にはなりません。歯磨きも同じです。練り歯磨きの一部や水がのどを通らなければ断食を破った事にはなりませんし、通るならば破った事になります。なぜならば何かがのどを通った時点で食べることや飲むことがなされ、断食が破られたことになるからです。ただし、ただ誤って破られただけですから、後から再びカザー(やり直し)をすればいいだけです。「償い」は必要ではありません。

ですから、断食をしている人は断食を破る危険性のある行為をしないほうが適切でしょう。料理の味や塩が足りなくても、食べる人たちはこれを当然だと思わなければなりませんし、断食をする女性に舌先でであっても作った料理の味見をさせたり塩味をみさせてはいけません。

質問2:断食をしている人が香水やコロン、バラ水のようなもののにおいを嗅ぐことは断食を破る事になりますか。

答え:においは断食を破ることにはなりません。しかし断食をしている人が、断食を破る事になるかどうか疑問に思うようなこととは距離を置くことが、不安から逃れるための予防策となるでしょう。

質問3:お清めをするときや沐浴をするとき、注意していても水がのどを通るのを感じ、誤って断食を破ってしまった人はこの断食をそのまま続けて、バイラムの後に、誤って破ってしまったこの断食を再び行います。この事は知っています。
 
しかし、誤って破ったこの断食を、もう私の断食は破られた、もうする必要は無いと思い込んでその日食事をしたならば、この人は「償い」の義務を負うことになるのですか。それとも食事をした日の断食だけを行う必要があるのですか。

答え:普通は、始めたラマザン断食をわざと破った人は「償い」の義務を負うことになります。しかしこの人が意図的に断食をしていたにもかかわらず、もうする必要が無いと勘違いして食事をしているならば、その誤解ゆえに、その人は「償い」から逃れる事ができ、食事をした日だけ後からカザー(やり直し)を実行することで「償い」から逃れる事ができる、と言う人が大多数です。

このため、誤って断食を破った人たちは、自分の断食は破られたからと言って食べてはいけませんし、断食を続けなければいけません。そして失敗したこの一日分の断食を確実な一日の断食ととり変えなければいけません。同様に、お清めをするときや沐浴をするときに不注意から水がのどを通ってしまい、誤って断食を破ってしまった人もこの断食をそのまま続け、後から一日断食を再び行えば、確実な断食に変えることになるのです。

質問4:サフル(夜明け前の食事)のために起きる人が、清めが必要だと気がついたなら、何をすべきでしょうか。清めをしたらサフル(夜明け前の食事)の時間は過ぎ、空腹なままになってしまいます。清めをしなければ不浄な状態で食事をする事になってしまいます。

答え:サフル(夜明け前の食事)のために起きる人は、清めをする時間がないならば、パンに触れる手や口を洗い、いつも通りサフル(夜明け前の食事)をし、そして機会を見つけて沐浴をして断食を続けます。
不浄な状態はサフル(夜明け前の食事)や断食を行おうとする事に支障をきたしません。

断食中に入浴する事や海水浴をすること、沐浴せずに朝を迎える事は断食を破る事にはならず、断食の続行へも支障をきたしません。ただ入浴中に口や鼻から水が入って断食を破ることのないようにすればいいのです。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:17302 )