ナイル川流域諸国会議、水資源再分配で合意に到らず
2010年04月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ ナイル川流域諸国会議、水資源再分配の合意に到らず

2010年04月15日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【カイロ】

 ナイル川流域諸国は、上流域と下流域双方の諸国が満足するような水資源再分配の枠組み合意を目指して協議を行っていたが水曜日、話し合いは決裂した。上流域の諸国はエジプトとスーダン抜きで協定の調印を行うことを主張し、エジプト政府はナイル川水資源の自国の取り分を侵害しないよう主張した。

 上流域諸国(ブルンジ、コンゴ民主共和国、エチオピア、ケニア、ルワンダ、タンザニア、ウガンダ)は水曜日の朝に公式声明を発表し、エジプトとスーダン抜きで枠組み合意に調印する手続きを5月14日に開始することを発表した。また、この調印手続きの期間が1年間を超えることはないと確認した。

 上流域諸国が調印する予定の協定には、水の安全保障、各国がナイル川上流で水資源利用に関するプロジェクトを起こす際の事前通知、プロジェクトの実施には全調印国の一致による合意を必要とすることや、ナイル川の水資源におけるエジプトとスーダンの歴史的権利を保護することについての項目は含まれていない。

 水曜日の会議の終了時に発表された閉会声明は、枠組み合意案の問題点に対するエジプトの立場は不変であり、国際法のルールに沿った現行の諸協定に立脚する確固たる法的根拠に基づくものだと述べている。

 エジプトとスーダンは上流域諸国が両国抜きで合意に調印する流れに反対するとともに、ナイル川流域諸国首脳の署名による流域諸国委員会を設置し、水の安全保障、[新規プロジェクト開始にあたっての]事前通知、エジプトとスーダンのナイル川水資源に対する歴史的権利といった上流域諸国と下流域諸国の対立点を解決するための協議を継続するとの構想を提案した。 

(後略)

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:18930 )