ウィーン:レバノン人音楽家マルセル・ハリーファがカタール・フィルハーモニーと共演
2010年10月15日付 al-Hayat 紙


■マルセル・ハリーファと「アル=マヤーディン」アンサンブル、ウィーンで公演

2010年10月15日付『アル=ハヤート』(イギリス)文化面

【ウィーン:本紙】

オーストリアの首都ウィーンのコンサートハウスで昨日、珍しくアラブ音楽の公演が行われ、レバノン人音楽家のマルセル・ハリーファと、エジプト人指揮者ナーディル・アッバースィー率いるカタール・フィルハーモニー管弦楽団が、中東音楽の精神に由来する特別コンサートを上演した。

公演では、ハリーファ作曲の交響曲「帰還」に加えて、ロシア人作曲家のリムスキー・コルサコフ(1844-1908)が手掛けた交響曲「シャハラザード」が演奏され、さらに世界的作曲家であるアメリカ人のレナード・バーンスタインとアルメニア系ロシア人のアラム・ハチャトゥリアンの楽曲も演奏された。

ハリーファは、レバノン内戦が終了し、ベイルート北部のアムシートへ帰郷した直後、交響曲「帰還」を作曲した。この曲は4つの楽章で構成されており、最終楽章は祝いと歓喜の感情に満ちている。また当時アムシートでハリーファのために企画された音楽祭も同様に、祝賀ムードに満ちていた。

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( 翻訳者:川上誠一 )
( 記事ID:20423 )