アル=カッザーフィー大佐、「生死に関わらずトリポリに残る」と誓う
2011年06月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ アル=カッザーフィー氏、「生きようと死のうと」トリポリに残ることを誓う
2011年6月7日『クドゥス・アラビー』
【トリポリ、カイロ:DPA】
リビアの指導者ムアンマル・アル=カッザーフィー氏は火曜日(7日)、リビアの民衆はNATO軍の攻撃よりも強いと述べ、たとえどんな結末になろうとも首都トリポリに残ると誓った。アル=カッザーフィー氏(69歳)は生きようと死のうとトリポリに残ると語った。
リビアのテレビで放送された録画メッセージの中でアル=カッザーフィー氏は、25万人のリビア人がリビアの自由を求めて戦うと語り、リビアの民衆はミサイルや大砲よりも強いと強調した。
アル=カッザーフィー氏は「我々は君たちのミサイルよりも強い。君たちの飛行機よりも強い。リビア民衆の声は爆音よりも大きく、航空母艦よりも強い」と語った。
また、アル=カッザーフィー氏は「武装ギャングを国内から一掃するために、武装したリビア人25万から50万人を解き放つ準備ができている」と語った。ギャングとは、リビア東部を支配下におさめる武装した反政府勢力のことを指している。
アル=カッザーフィー氏は攻撃が続く理由について問いかけながら 、以下のように語った。「私は君達に告げた。我々は今、命を気にかけたりしない。勝つか否かさえどうでもよい。我々は死を厭わない。我々にとって重要なのは義務を果たすことだ。死のうと、殉教しようと、自殺しようと、勝利を収めようと、我々は義務を果たさねばならない。我々にとって重要なのは義務を果たすことだ。歴史に対して、過去や未来に対して、我々は義務を果たさねばならないのだ。」
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( 翻訳者:松尾愛 )
( 記事ID:22806 )