ハマース、挙国一致政府は4者委員会の条件受け入れを拒否すると公言
2011年12月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ハマース、挙国一致政府は4者委員会の条件受け入れを拒否すると公言
2011年12月1日『クドゥス・アラビー』
【ガザ:アシュラフ・アル=ハウル】
昨日[11月30日]ハマースは、分裂解消に向けて挙国一致政府を組閣することに関してファタハと合意したことは、その政府が中東平和4者委員会[=国連・米・EU・露]が出した条件[=イスラエル国家承認と暴力の放棄]を認めることを意味しないと表明した。これは、イスラエル野党[カディーマ]のツィッピー・リブニ党首への反論として出てきた発言で、リブニ党首は、パレスチナ自治政府が和平交渉再開のための新たな提案を中東和平4者に提出したと発表した際に、マフムード・アッバース大統領からこの約束を伝えられたと発言していた。
ハマースのファウズィー・バルフーム報道官は以下のように述べた。「次期パレスチナ政府は挙国一致政府となり、その政策はパレスチナ人民の基本原則に一致したものとなるだろう」。
さらにバルフーム報道官は、ヨルダンの首都アンマンで一昨日に行われた会談でアッバース大統領が発言したとリブニ党首が言った内容にコメントする形で、「マフムード・アッバース大統領が何を言っても構わないが、次期パレスチナ政府は特定の個人や組織のものではなく、全ての人々のものになるだろう」と述べた
リブニ党首は水曜日にアンマンでアッバース大統領と会談した際、アッバース大統領はハマースとの挙国一致政府となる次期パレスチナ政府は、中東和平4者委員会の条件を受け入れることになろうと自分に伝えたと発言していた。
(後略)
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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:24725 )