パレスチナ:イスラエル軍がガザを爆撃
2011年12月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
イスラエル空軍、ガザ地区に対し一連の新たな爆撃を開始、抵抗運動はロケット弾でネゲブ西部を砲撃し反撃
2011年12月29日『クドゥス・アラビー』
【ガザ:アシュラフ・アル=ハウル】
イスラエル軍戦闘機複数は昨日(28日)夜明けに活動家の訓練所およびガザ地区北部に位置するトンネルに対する2件の爆撃を行った。これにより死傷者は出なかった。イスラエル軍は、諸般の攻撃はガザの武装勢力がイスラエル南部にロケット弾を発射したことを受けて行われたと発表した。一方、PLO執行委員会はこの攻撃を非難し、今般の血まみれの爆撃は、国際社会と四者委員会が見聞きする中で行われたと発表した。
パレスチナ人情報筋によると、イスラエル軍戦闘機複数は夜明けにガザ地区中央部に位置するイスラーム・ジハード(聖戦)運動の武装部門であるエルサレム部隊(サラーヤー・クドゥス)に属する訓練所を攻撃した。またこれはガザ地区の北部境界に位置するトンネルに対する攻撃が起きる前であった。
この攻撃により攻撃対象地域には物質的損害がもたらされ、活動家の訓練所と、近隣地域の一部が破壊された。しかしこの攻撃により死傷者は出なかった。
この攻撃が起きたのは、他の戦闘機がガザ市街の北部および中央部において2台の車両を攻撃し、1人の若者が殉教し他の11人が負傷(そのうち2人は重体)した1日後のことであった。
イスラエル軍の報道官は、今般の爆撃は活動家らがガザから迫撃弾4発を西ネゲブに発射した後に行われたと述べた。同報道官は、爆撃は目標に正確に命中したと述べた。
また、同報道官は、ガザの活動家らは戻ってくると別のロケット弾を発射した。ロケット弾は西ネゲブの「アシュクール」の地方議会の周辺に着弾したが負傷者や損害はなかったと述べた。
(後略)
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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:25020 )