アラブの子どものゲーム事情
2012年04月10日付 al-Hayat 紙


■子供たちは対戦型ゲームのプラットフォームより携帯ゲーム機を好む。

2012年4月10日、火曜日『アル=ハヤート』

【ドーハ:アビール=ジャービル】

アラブ湾岸諸国の多くでは、電子ゲーム販売専門部門の前を、両親に電子ゲームを買いたいとだだをこねる子どもを見ないで通り過ぎることは滅多にない。そして両者の論争はたびたび食い違うのだ。要するに、人々を引きつけるもの、そして人々が好むものは、彼らが客観的に見ている理由によるのだが、彼らの子どもたちはそうしたものを好まないのである。子どもたちは、物事を全く異なる視点から見ている。進歩した対戦型ゲームのプラットフォームがあり、人々は身体的な運動や対戦を好んでいる。それにも関わらず、子供たちはスクリーン上で遊ぶデジタルゲーム機に惹かれる。そしてそれらは子どもたちに、身体的な苦痛も肉体的な努力も課さないのである。

四六時中ゲームをする。

ラナー・ハーミドさんは、この問題に遭遇した。彼女は、自身の娘リーナー(7歳)がNintendo DSを手放すことなく、いつでもどこへでも、ついには学校までに持っていったと力説した。そして母が娘にWiiというゲームのプラットフォームを試させた時には、彼女の努力は失敗に終わった。「私は全く成功しなかった。彼女は小さいほうの機械で遊ぶことに決めた。彼女は自身が中毒性によってさらされる多くのリスクに興味がない。

この母親が自分の娘の状態を評して述べた中毒性という言葉は、普通の大人を怖がらせるものだった。すなわち、彼らの子どもたちが小さな電子画面の前で時間の大半を過ごし続けるという考えが、これらの大人たちを(不安で)眠れなくするのである。これらの画面は、様々な電磁波を放出している。もしかしたら、それらの電磁波の一部は、子供たちの目に害を与えるだろう。またそれに加えて、電子ゲームは子どもたちの不眠の原因になる。また電子ゲーム機は子供たちの思考の大部分を占めてしまう。

(後略)

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( 翻訳者:佐々木このみ )
( 記事ID:26031 )