カンヌ映画祭短編部門でレザン・イェシルバシュ監督、最優秀短編賞
2012年05月27日付 Radikal 紙


レザン・イェシルバシュ監督の映画、「沈黙(Sessiz - Be Deng)」が、カンヌ国際映画祭で最優秀短編賞を受賞した。

第65回カンヌ国際映画祭の閉会式が始まった。初めてパルム・ドールが短編部門に与えられた。最優秀短編賞は、映画「沈黙」でレザン・イェシルバシュ監督が受賞した。

ベルチム・ビルギン氏とジェム・ベンデル氏が主演し、以前にアクバンク短編映画コンテストで最優秀賞に輝いたこの映画は、文化観光省映画局の支援のもと、ディヤルバクルで撮影された。この映画の海外公開は、NTVと文化観光省の支援で実現した。

「沈黙」は、1984年にディヤルバクルで捕まった夫に、刑務所の規則で禁止されているにもかかわらず、新しい靴を贈ろうとするゼイネプの物語が、素朴で飾り気のない言葉で表現されている。

■「口を閉ざした孤独な女性たちへ」

レザン・イェシルバシュ監督は舞台での受賞スピーチの最後で、「この賞は、我が国の口を閉ざし、孤独の中に置き去りにされたすべての女性たち捧げます」と述べた。

「沈黙」は、今まで短編部門に出品された4作目のトルコ映画だ。これより前は、映画「まゆ(Koza)」でヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、映画「岸で (kiyida)」でエブル・ジェイラン監督、映画「北風(Poyraz)」でベルマ・バシュ監督が、カンヌの短編映画部門で選ばれた。1939年以降、カンヌで長編部門に出品され、成功を手にした合計7作品の監督は、ユルマズ・ギュネイ監督、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督、ファーティフ・アクン監督であ る。

■レザン・イェシルバシュ氏

1977年生まれ。2008年、マルマラ大学映画・テレビ学部を卒業。学生時代に短編映画を製作する。その後、CNNトルコでドキュメンタリー番組制作に 携わる。短編映画「判決(Hüküm)」は、彼の「女性三部作」の最初の映画である。「判決」は、国内外の多くの映画祭で上演され、様々な賞を受賞した。 イェシルバシュ氏は、一部の映画で製作者や監督を務めた。三部作の二番目の映画である「沈黙」は、2011年に撮影された。同時に、三部作の三番目の映画のシナリオも準備していた。レザン・イェシルバシュ氏は、2008年からゼキ・デミズクブズ監督のアシスタントをしている。

<後略>

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:26519 )