イランの自動車生産台数、昨年の半分以下:中国車《モンタージュ》(部品組み立て製造)代理店は8割増
2013年05月22日付 Hamshahri 紙
【ハムシャフリー・オンライン】先週、イラン国内での自動車生産量に関する最新統計が再度発表された。先に示された統計には、いくつかの指標に誤りがあり、訂正版が発表されたのである。
■全体では、約6割減
ISNA(イラン学生通信)は、次のように伝えている。同統計の訂正版によれば、今年ファルヴァルディーン月(2013年3月21日~4月20日)の自動車生産台数は、昨年同月の5万9836台から57.8パーセント減少し、2万5246台となった。
また、同時期の乗用車の生産台数は、5万5831台から59.7パーセント落ち込み、2万2513台まで減少した。さらに、ボンネットトラックは14.6パーセントの落ち込みで、2953台が2521台に減少した。また、トラックや軽トラック、トレーラーは、80.5パーセントの落ち込みを見せ、1005台から196台にまで減少した。
[…]
■イラン・ホドロウ社は約8割減、モディーラーン社は8割増
また、同時期のイラン産業グループ各社の乗用車の生産状況は、イラン自動車(イラン・ホドロウ)社が77.7パーセントの減少、パールス自動車が75.1パーセントの減少、SAIPAが32.5パーセント、バフマン・グループでは50.4パーセントの落ち込みを見せ、ケルマーン・モ―ターでは100パーセントの減少であった。これに対し、モディーラーン自動車製造[※1]では、84パーセントの増加であった。
※訳注1:「モディーラーン自動車製造」khodrou-sazi-ye modiran は、中国の自動車会社「奇瑞汽車」が製造の超小型車Chery QQの事実上のノックダウン生産(部品組み立て製造)代理店。同車および関連車種は、イランでは、MVM110、MVM530などの名称で販売されている(MVMは、Modiran Vehicle Manufacturingの略)。
関連記事(競争評議会と≪モンタージュ≫製造者らの攻防つづく:「市場価格での自動車販売は違法」)
自動車市場の混乱:中国製部品によるノックダウン生産、取り締まるすべもなく
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:30114 )