裁判長のナーセル・サッラージ判事
【ハムシャフリー・オンライン】テヘラン州刑事裁判所は、[現大統領支持の政府系日刊紙]『イラン』紙の発行責任者に関わる公判ののち、同紙に6ケ月間の一時発行停止を言い渡した。
メフル通信は、「先週日曜日、『イラン』紙・発行責任者は、テヘラン州刑事裁判所第76支部において、判決を言い渡された。検察からの訴状によれば、『イラン』紙・発行責任者の容疑は、事実に反する記事内容の掲載である。検察は、同件の有罪を請求していた。
【メフル通信・報道全文】
[上記との重複部分を略]
公判の後、判事団は、同紙発行責任者を有罪とし、さらに減刑には値しないとの判断を示した。
ある警察関係者は、メフル通信に対し、「未だ裁判所の判決は下されていない」と語った。
法律家のガフレマーン・ショジャーイー氏は、この件について、以下のように述べた。
テヘラン州刑事裁判所第76支部の判決は、第一審での判決であり、上級裁判所での控訴が可能である。『イラン』紙の発行責任者らは、上記判決の後20日の間に、控訴することができる。
判決が確定するまでは、判決内容が執行されることはない。無論、プレス監視委員会は、出版停止の措置を取ることができる。しかし、裁判所の判決自体は、同紙の発行を妨げるものではないのである。[※]
※訳注:なお、6月8日現在、
インターネット版『イラン』紙は通常通り更新されているが、ここ数週間、時折非常に接続しにくい状態が続いていた。
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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:30205 )