シリア:フランス国内で見つかったシリア人の起訴を可能にする新法律(4)
2022年02月10日付 その他 - al-Souria.net 紙
■「国際的、公平かつ独立したメカニズム」との協力のもとでシリアの「戦争犯罪人」を追跡するフランスの新法律
【スーリーヤ・ネット】
さらに同メカニズムは、権限を行使することにより、シリアで2011年3月以降に犯された重大な国際犯罪の犠牲者たちのために公正を実現するための問責プロセスの支援にも取り組む。
フランスにおけるシリア関連の裁判
AFP通信が先週火曜日に報じたところによると、フランスの裁判所がシリアにおける犯罪に関連して下した最新の判決は、アルメニア系フランス人で「ジハーディスト」のアルテム・オヤンに対するものであった。
これは同容疑者が2015年に「アル=カーイダ」のシリア支部である「ヌスラ戦線」(現:シャーム解放機構)に加入した容疑に対して有罪判決が下ったものである。
おそらくシリア問題を扱ったフランスの裁判のなかでもっとも顕著な事例は、アサド軍の元軍曹(離反済み)、「イスラーム軍」の司令官・元報道官であり、「イスラーム・アッルーシュ」としても知られたマジュディー・ニウマに対するものであろう。
ニウマは2019年下旬、シリアにおける武力紛争についての研究を進めるため、(「エラスムス計画」の)奨学生としてフランスに入国した。
一方同容疑者がフランスに入る前、「メディアと表現の自由のためのシリア・センター」はイスラーム軍が東グータを掌握している間「民間人に対する犯罪」を犯したとして、同軍に苦情を申し立てていた。
マジュディー・ニウマは2020年1月にフランス当局によって逮捕され、彼の裁判はいまだに続いている。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:30572 )