ヒムス近郊で武器庫を爆破する反政府軍
■政府軍がアレッポ郊外に進軍
【ロンドン、ベイルート:本紙、AFP】
昨日(13日)シリア北部のアレッポ郊外では、政府軍とジハーディストを含むイスラーム主義者戦闘員の間で衝突が発生した。バッシャール・アサド大統領政権はさらなる進軍を達成しようとしている。他方、過激派戦闘員らは政府軍と民兵組織の攻撃撃退に備え「非常警戒」を発令した。
「シリア人権監視団」は昨日「(軍の)ヘリコプターがタッル・ハースィル村の数カ所を空爆した。同村は現在、イラクとシャームのイスラーム国(ダーイシュ)、ヌスラ戦線および複数の戦闘大隊が占拠している」と報告した。同監視団は「政府軍は、レバノンのヒズブッラーや国防軍の兵卒らの支援を受け、武装戦闘集団と衝突した。アサド政権は、アレッポ‐サフィーラ街道の完全制圧を図っている」と述べた。サフィーラ市は戦略的主要都市であり、政府軍が先月(10月)の終わりに奪還した都市だ。
シリア治安情報筋はAFP通信に対し「軍はタッル・ハースィル村へと進軍を果たした。また作戦範囲の拡大およびテロリストからの諸地域奪還の方針が立てられている」と述べ、テロリストが反体制派戦闘員であることを示唆した。同情報筋は、政府軍と「住民との間に大きな協力関係」があり「進軍の手法は著しく増えている」と述べた。
タッル・ハースィル村はサフィーラ市から北方12㎞の位置にある。同村付近の、サフィーラ‐アレッポ街道上にあるタッル・アラン村の奪還から数日を経て、政府軍はタッル・ハースィル村を制圧しようとしている。
(後略)
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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:31974 )