■エジプト国民の62%が肥満に悩む
【カイロ:フサーム・ザーイド】
マハー・リバート保健相によると、エジプトは、感染症の拡大とその慢性化という二重の負担に苦しんでいる。また人口の3分の2に当たる62.2%が体重の増加に悩み、3分の1に当たる31.3%が肥満に悩んでいる。
さらに、人口の42.4%が喫煙者であることに加え、40%が高血圧、37%がコレステロール値の上昇に悩まされているという。最新の統計によれば、医療費の総額は610億ポンドに上るという。
同相は、来る段階における保健省の計画を提示するために開催された記者会見のなかで「事実、当省は、最も拡大しているこれらの病気に対処するべく、国レベルでの計画やガイダンス、手引きの作成に加え、啓発活動を開始した」と言及し「強固な保険制度を十分に機能させ、その効率と実効性を強化することが求められている。加えて、優先順位の高い健康問題に留意し、効果的な解決方法を見つけることが必要だ」との見方を示した。
医薬品の十分な供給に向けた保健省の取組みに関しては、同相は「わが国の医薬品市場の需要に応えるために、1,104種の医薬品が登録された。市場には十分な薬がなく、その確保は病人にとって喫緊の課題だ。また薬品や医療機器の生産を行う4カ所の工場が新たに認可された」と説明した。
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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:32666 )