大統領、フーゼスターン州の献身者・殉教者家族らに語る:「我々はあなた方への奉仕を誇りとしなければならない」
2014年01月16日付 Hamshahri 紙
【ハムシャフリー・オンライン】大統領は、「献身者[※1]や殉教者らの家族を敬うことは、儀礼的なものではなく、真の務めである」と述べた。
※訳注1:「献身者」とは、法的には、「[イラン・イラク戦争において]連続して6か月以上従軍した者、もしくは全従軍期間が9か月以上におよぶ者」を指す。また、戦災傷害者と「解放された者」[イラクの捕虜となり停戦後に解放された者]も含む。
イラン国営通信の報道によれば、ホッジャトエスラーム・ヴァルモスレミーン[アーヤトッラーよりワン・ランク下のイスラーム宗教指導者に対する尊称]のハサン・ロウハーニー大統領は、水曜日[1月15日]夕方、フーゼスターン州訪問2日目の日程の中で献身者らと面会し、こう発言した。
われわれ皆が、献身者と殉教者の愛する家族、そして、戦災傷害者、《解放された者たち》に奉仕することを誇りとしなければならない。
さらに、大統領は、「今日我々は常にも増してジハードと自己犠牲、献身の精神を必要としている」と強調した。
また、大統領は献身者らに向かってこう語りかけた。
政府と人々はあなた方を誇りに思っている。そして、殉教した、あなた方の愛しい人たちは、想い出される存在ではなく、今もなお生きているのだ。
大統領は、雇用が今日のイランの大きな課題であると述べ、次のように続けた。
雇用は政府の最大の課題であるが、インフレと物価高騰が著しいものであったために、まずはわずかに資金を投入してインフレ上昇の進行を抑え、その後ようやく雇用の議論が可能となる。
行政権の長である大統領は、必ず、献身者らの家族の雇用が最優先されることを言明した。
「深慮と希望の政府」[ロウハーニー政権を指す言葉]の大統領は、ソウレナー・サッタリー科学技術担当副大統領[※2]が殉教者の家族から輩出されたエリートであることに触れ、統計によれば、献身者の子どもたちは諸々の学歴を修め、その大多数が有能な人材であると述べた。
※訳注2:同副大統領は、シャリーフ工科大学準教授。父はマンスール・サッターリー総司令官で、イラン・イラク戦争で《殉教》した。「殉教者サッターリー空軍大学」は同総司令官の名を冠したもの。
続いて大統領は、こう述べた。
我々みなが邁進し 、手に手を携えて国家を建設し、難事を解決しようではないか。そして神の思し召しにより、献身者らの家族に対して、政府は必ずや己が務めを果たすことができるであろう。
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( 翻訳者:3413001 )
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