仏ルノー、対イラン自動車部品の輸出を再開:国内自動車市場、なお混乱
2014年01月22日付 Hamshahri 紙
【ハムシャフリーオンライン・経済部】
ルノー社の販売部門責任者は声明を通じて、「資本取引規制の解除により同社のイランへの自動車部品の輸出が再開された」と発表した。
ロイター通信によるとルノー社は、昨年の同社の自動車販売が1.3%成長したと述べ、ロシアや、他の新興市場において安価な自動車の売れ行きが好調であったことが、ヨーロッパにおける不況を補ったと報告した。ジ ェレミ―・ストーウェル同販売部門責任者は、同社製品の売れ行きへの西洋諸国による対イラン経済制裁の影響についてこう述べた。
[対イラン]経済制裁は、ルノー車のイランでの販売台数を2013年に6万4500台にまで落ち込ませた。、また、昨年の対イラン制裁の一時的緩和では、ルノー車のイランでの生産・販売の再開は認められなかった。しかしイランへの自動車部品販売のための努力による資本取引規制の一部解除により、部品販売が再開されたのである。
イランの国内自動車市場、なおも混乱
1月20日より自動車産業に対する制裁が正式に解除され、外貨が下落したことにより、一部の輸入自動車価格は6百万トマーン[約25万円]も下落した。一方で、国産自動車生産者らによる、積年の損害を踏まえての今回の価格破壊に対しての抵抗は、イランの国内自動車市場における価格の高止まりとインフレ不況(スタグフレーション)激化の原因となっている。
関連記事(「新型車、イラン市場に進出へ:世界のトップメーカー、イラン自動車産業との協力を表明」)
関連記事(「ラン自動車産業への制裁、最大の被害者はフランス(1)」)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:8411145 )
( 記事ID:32800 )