【ハムシャフリー・オンライン】経済財政省次官は、[経済制裁による]4~5年間の中断を経て、世界銀行から新たに融資を受けるための協議再開を発表し、こう述べた。
現在までに、2つの世銀のグループが技術分野とコンサルティング分野における協議のためイランを訪れており、すでに融資計画が策定された。
ベフルーズ・アリーシーリー次官は、イランの世銀に対する抗議、またアリー・テイエブニヤー経済財政相が、我が国に融資がなされない事に対して《24カ国グループ(G24)》[※]に書簡を送ったと述べ、IRNAにこう語った。
※訳注:国際通貨・開発金融に関する発展途上国の立場を調整する目的で結成された。イランを含む、中東・ラテンアメリカ・アフリカ・東アジアを除くアジア諸国が構成メンバーとなっている。
《24カ国グループ》会議の最終声明では、「技術的・財政的な問題との関係において、我々は政治的な干渉や特定の政治的立場に立つことは避けるべきだ」と述べられている。
アリーシーリー次官は、さらに、こう付け加えた。
イランの幹線道路の安全性の向上、テヘランや大都市の大気汚染対策、[枯渇する]ウルミエ湖の再生、難病の広がりへの対策などに対する融資が、世界銀行によって検討されている。
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( 翻訳者:8409102 )
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