「イラン車」という名の中国車(1)―中国製部品をイランで組み立て
2014年09月04日付 Jam-e Jam 紙
100%中国産のイラン製トラック、《カーヴェ》(http://www.taptapan.rozblog.com/post/212より)
100%中国産のイラン製トラック、《カーヴェ》(http://www.taptapan.rozblog.com/post/212より)

【ジャーメジャム・オンライン】中国車、特に、中国製《モンタージュ》[部品組立生産。いわゆる「ノックダウン生産」を指す]の使用は、自動車産業において増加する一方である。専門家らは、こうした傾向が続くことに懸念を表明し、こうした流れは、イラン自動車産業の中国化につながるとしている。

ジャーメ・ジャムの報道によれば、専門家らは、イランの自動車産業に中国車がむやみに流れ込むことを大きな危険だとし、こうした流れが続くならば、イラン自動車産業は、信用も、製品の品質、および、製造技術も大きく損なわれると主張する。

国内のいくつかの自動車製造者らによる昨今の生産品に対する単純な視点は、この現象を是認している。これに明らかに当てはまるのは、中国車の《モンタージュ》とこれらをイラン車の名で市場に供給することであり、中国車生産のための様々な契約への署名が予定されていることであろう。

この問題は、乗用車、バン、牽引車両など重機自動車の3種において存在する。むろん、以前は、これにあてはまるのは、牽引車の類だけだった。その頃、中国車は、[イランの]自動車製造者の生産ライン上でモンタージュ生産されていなかった。しかし、現在では、モンタージュ車は、広く普及している。

我々の記憶にあるのは、国産トラックというふれこみで登場した《カーヴェ》が、いかなる問題を引き起こしたかということである。しばらくすると、このトラックは100%中国製品であり、国内では、組立製造が行われただけであったことが明らかになったのである。

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( 翻訳者:冷眼傍観 )
( 記事ID:35399 )