クウェート:グアンタナモのクウェート人捕虜の一人が本国送還へ
2014年11月02日付 al-Quds al-Arabi 紙


■クウェート:グアンタナモのクウェート人捕虜の一人が水曜日に本国送還へ、残る180人の捕虜はいまだ収容中

【クウェート:本紙、ムナー・ヤースィル】

クウェート政府筋は本紙の取材に対して、「グアンタナモ刑務所に収容されているファウズィー・アウダ氏が11月5日水曜日に釈放され、遅くとも木曜日には本国に送還されるだろう」と明らかにした。

ファウズィー氏は収容されて12年以上経過してからの釈放となる。これに先立つ今年7月、米国の調査委員会は、グアンタナモのクウェート人捕虜である同氏を、本国送還を許可された捕虜リストに加えることを決定した。

米国の国防総省、ホワイトハウス、国土安全保障省、中央情報局(CIA)、司法省、国務省の代表者によって構成される調査委員会が発表したところによると、ファウズィー氏は今後同国の治安に危害を加える意思はなく、(委員会への)彼の答弁も信用に足るものであったという。

一方、彼と同様に収容されているファーイズ・カンダリー氏に関しては、調査委員会によって釈放リストへの追加が却下された。なぜなら彼については、今回のファウズィー氏の釈放を受け、およそ6カ月後に再び開かれる同委員会での審議が見込まれているからである。

それと同時に、クウェート外務省は、ファウズィー氏の引き受けにかかわる一連の手続きを米国と協力して数週間に渡り行っていくと発表した。また、もう一人の捕虜であるファーイズ氏をできる限り早く本国へ返還させるため、米国政府と努力を続けていくと述べた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:田原文太 )
( 記事ID:35750 )