モロッコ:「マラケシュ国際映画祭」が日本映画を表彰
2014年12月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■モロッコ:「マラケシュ国際映画祭」が日本映画を表彰、その先駆者らを祝う
【マラケシュ:サーラ・アーイト・フルサ】
日本映画の巨匠らを招待した「マラケシュ国際映画祭」は、多くの世界的映画やアラブ映画のスターに加え、現代日本映画の著名な先駆者の出席のもと、日本映画を褒め称えた。映画祭の公式審査委員長であるフランス人女優、イザベル・ユペールさんは、同映画祭の記念トロフィーを日本映画に与え、世界的名声のある是枝裕和監督がそれを受け取った。
モロッコで初となる、日本映画の名誉式典参加のためにモロッコへ降り立った日本代表団の長を、著名な是枝裕和監督が務めた。彼は以前にもマラケシュ国際映画祭で表彰されている。
是枝監督は、日本団を代表したスピーチの中で、映画祭のコンペであれ、それ以外の上映であれ、モロッコ、並びに日本映画作品を上映した本映画祭で、日本映画が受け取った高い評価に、多大なる感謝を述べた。
映画評論家によれば、是枝監督は日本の映画監督の中で最も重要な1人であり、日本映画産業に世界的な展望を与えることに貢献した。彼は、自身の映画において、「古典文学」的方法で日本社会の現実や日本文化に光を当てた、人間的かつ心理的なテーマを扱う監督、また脚本家と見なされている。
(後略)
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( 翻訳者:田村颯 )
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