エジプト:「アル=ジャズィーラ」のオーストラリア人記者を本国へ送還
2015年02月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプト当局、「アル=ジャズィーラ」のオーストラリア人記者を本国へ送還

【カイロ:本紙】

公営シャルクルアウサト通信によれば、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領の承認を経て、エジプト当局は昨日(1日)日曜日、衛星テレビ局「アル=ジャズィーラ」のオーストラリア人記者、ピーター・グレスト氏を本国へ送還した。同氏はメディアで「マリオット・セル(細胞)」として知られる事件の容疑者であり、彼の釈放・送還の措置は数か月前から期待されていた。

治安筋によると、エジプト当局は本日未明、オーストラリア行きの飛行機に搭乗するカイロ空港へ向かうに先立ち、グレスト氏を釈放した。同情報筋によれば、2014年の法令140号の規定第一文では、共和国大統領に対して、拘留期限を過ぎた外国人容疑者を本国へ送還する権利を認めており、今回の釈放はこれに倣ってものである。

一方、内務省は昨日の声明の中で、いわゆる「マリオット・セル」事件の容疑者であるオーストラリア人記者を本国へ引き渡すことを決定したと発表し、さらに以下のように続けた。「特別規定における受刑中の容疑者の引き渡し及び送還に関する共和国(大統領)令の適用、検察の判断、また内閣の承認を経て、2月1日、「マリオット・セル」として知られる事件の容疑者であるオーストラリア人記者、ピーター・グレスト氏を、本国へ引き渡すことが決定された」。

(後略)

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( 翻訳者:田原文太 )
( 記事ID:36794 )