イスラエル:アメリカがユダヤ系アメリカ人のスパイ釈放
2015年07月29日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル情報筋は、アメリカ当局が11月にスパイのポラードを釈放すると発表

【ナザレ:ワディーウ・アワーウダ(本紙)】

イスラエルの情報筋は、ユダヤ人のスパイであるジョナサン・ポラードを11月に釈放するというアメリカ連邦刑務所の決定を引用した。ポラードは30年間服役していた。

ユダヤ系アメリカ人であるポラードは、イスラエルのためにアメリカでスパイ活動を行ったとして有罪判決を受けた。彼の弁護士は、彼が11月20日か21日に釈放されるだろうと述べた。

ポラードは1985年、イスラエルのために危険なスパイ活動を行っていたとして逮捕され、終身刑の有罪判決を言い渡された。彼は駐米イスラエル大使館に、数千もの機密文書を送っていたとされる。

弁護団によると、ポラードは釈放後も5年間はアメリカ国内にとどまるという。しかしバラク・オバマ大統領は、彼がそれより前にイスラエルに移住できるようにし、その権利を行使することを期待している。

ジョン・ケリー国務長官は、現在噂されている、ポラード釈放の決定とイランとの核協議との関係について、それを否定した。最近、アメリカとイスラエルのメディアは、ウィーンでのイランとの核協議の合意に抗議するイスラエルに配慮して、アメリカがポラードを釈放するのだと伝えていた。

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:38315 )