パレスチナ:アッバース大統領、「パレスチナの国旗を近々エルサレムに掲げる」
2015年09月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■アッバース大統領、投票に関し「パレスチナの国旗を近々エルサレムに掲げる」と発言

【ラーマッラー:本紙・ファーディー・アブー・サアディー記者】

パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、国連にパレスチナ国旗を掲げることに賛成の票を投じ、正当性と正義を支持し続けた国々を讃え、「我々の人民の正当性を守ることとその正義に賛同してくれた」世界の国々に謝意を表明した。また、パレスチナ人の闘争は、我々の永遠の首都、占領下エルサレムにパレスチナの国旗が掲げられる日まで続くだろうと強調した。

同様に、パレスチナのリヤード・マーリキー外相は、国連本部にオブザーバー国家としてパレスチナの国旗を掲げるという採択を、多数の加盟国が受け入れたことを歓迎した。同大臣は、本採択を歴史的瞬間と表現し、賛成票を投じた友好国に感謝した上で、それらの国々は自らの原則に忠実であったと強調した。賛成票は、パレスチナ人に希望のメッセージを送り、パレスチナと、二国家解決案とその維持への支援を確約するものであるが、一方で占領者イスラエルとその友好国は同解決案を崩すよう働きかけている。

同時に、マーリキー大臣は、投票を棄権した国々に対し、立場を再考して自国の原則に立ち、ダブルスタンダートを控えるよう訴え、平和を守りたければ勇気を持って正義の側に立たなければならないと強調した。

同大臣は、パレスチナの国旗が「同国民の長い旅路での闘争や犠牲の象徴であり、その国旗の下には尊い国民的象徴となるに相応しい犠牲がある」と述べた。さらに、「我々は祖国存続のため、またパレスチナの国旗を自由の印としてはためかせ続けるために犠牲となった、無辜の殉教者、囚人たちの行進、そして負傷者とその家族のことを思い起こす」と付け加えた。

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:38661 )