議会を主宰するムハンマド・ビン・ナーイフ・アブドゥルアズィーズ皇太子
■サウジアラビア、ベイルートとパリのテロ事件を非難
【リヤド:本紙】
16日月曜日、サウジアラビアの諮問評議会はフランスとレバノンの2つの都市で発生したテロ事件を非難し、断固としてテロリズムと戦っていくと表明した。また、議会を主宰したムハンマド・ビン・ナーイフ・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子は世界で発生している危機的状況についてG20首脳会議を開催したことの重要性を強調した。
ムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子は、先日の第4回首脳会議を共に執り行ったアラブ諸国と南米諸国の首脳らに感謝の意を表した。同時にマージド・ビン・アブドゥッラー・アルカスビー社会問題大臣兼文部科学大臣代理は「サウジ通信社(SPA)」に向けた声明の中で「諮問評議会は、首脳会議が前例のない成功を収めたことに関し、国王と皇太子を祝福した」と発表した。
諮問評議会は世界中で発生している危機的な経済、政治状況について、G20首脳会議が開催されたことの重要性を主張し、このような状況下では、これらの問題に対して世界が一貫した態度を示すことが要求されると述べた。また、テロとの戦いや難民問題であれ、世界経済における信頼関係の強化であれ、今世界が直面している諸問題について各国が協力し合い現実的な国際的解決に向けてアイディアを結集することの大切さを述べた。
諮問評議会は、国王が「世界的な課題:テロリズムと難民危機」と題された首脳会議で参加国の首脳や代表団に投げかけた言葉を評価した。国王はパリで起きたテロ事件に対し悲しみと非難を表し、テロ撲滅に向けて国際社会がより一層尽力することを主張した。
(後略)
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( 翻訳者:長沼希実 )
( 記事ID:39179 )