パレスチナ:ガザ地区で全面的ストライキ、西岸地区では「マナーマ・ワークショップ」に反対するデモが発生(2)
2019年06月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾︎ガザ地区に全面的ストライキが発生、西岸地区では「マナーマ・ワークショップ」を拒否する民衆の怒りのデモ

【本紙:ガザ、ラーマッラー】

これに関し、ハマースの政治部のメンバーであるハリール・アル=ハイヤ氏は、パレスチナ人が「全ての手法と道具をもって」取引に立ち向かうことを強調しつつ、「世紀の取引は通過せず成功もしないだろう」と述べた。また、アルハイヤ氏は、ガザ市で行われた市民会議において、「我々人民がこれまでの取引や計画を阻止してきたように、我々の忍耐、抵抗、団結によって、今回の取引も失敗に終わることは確実である」と述べた。さらに「世紀の取引」を打ち負かすためには「オスロ合意」の放棄および抵抗の実施が必要であるとし、連立に基づくパレスチナ人同士の団結の実現の必要性を強調した。加えて「バハレーン・(経済)ワークショップ」を批判しながら、「今日、我々の民衆は降伏と誘惑を拒む全ての高潔さと名誉のもとに立ち、大いなる勇気をもって脅迫に立ち向かい、抵抗している」とした。

一方、イスラーム聖戦機構の政治部に所属するハーリド・アル=バタシュ氏は「(パレスチナ人は)合衆国が主催するバハレーン・ワークショップも、それによる結果も受け入れないだろう」とし、アメリカが「問題解決」の発表の場所として一アラブ国家を選んだことを指摘しつつ、彼が「疑わしい取引」とするところのものは、パレスチナ人よりもむしろアラブ人全体を主眼に置いた取引にすぎないと強調した。

(3)に続く

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( 翻訳者:清水有理 )
( 記事ID:47091 )