パレスチナ:ガザ地区で全面的ストライキ、西岸地区では「マナーマ・ワークショップ」に反対するデモが発生(6)
2019年06月25日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾︎ガザ地区に全面的ストライキが発生、西岸地区では「マナーマ・ワークショップ」を拒否する民衆による怒りのデモ

【本紙:ガザ、ラーマッラー】

また、PLOの執行委員会メンバーであるサーリフ・ラファト氏は「バハレーン・ワークショップ」に参加するアラブ諸国に向け、約一か月前にメッカで開催された二つのサミット(訳注:アラブ連盟緊急会合およびイスラーム協力機構サミット)の決定に従うことを呼びかけた。このサミットは、国際法上の決議やアラブ平和イニシアチブに則り、二国間解決策とパレスチナ国民の完全な権利を認めないアメリカによるあらゆる計画を拒むことを再確認したものである。さらに、同氏はアメリカ当局が「パレスチナ人と元来の居住民を気取るイスラエル人間の共存を強制する」目的のワークショップによって、資金集めを行おうとしていることを明らかにし、アメリカがヨルダン、レバノンに述べるところの「資金」が、UNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)の責任者らに難民問題の抹消と帰還権の停止を命じるためのものであることを指摘した。

さらに同氏は、「世紀の取引とバハレーン・ワークショップ」へ抵抗し拒否しようとする当局の立場と、背後にある人民の集結を強調し、このワークショップを拒むアラブの人民の立場を称賛した。
そして「世紀の取引とバハレーン・ワークショップ」を批判する抗議の「松明の行進」は、ヘブロンの中心街を昨日(24 日)月曜日の夜に出発し、同地の指導者層の人々もこれに参加した。デモ参加者らは行進の中でパレスチナ国旗や「世紀の取引」を拒否する看板を掲げ、これらを拒む当局の立場の背景にあるパレスチナ人民の団結を確認するスローガンを繰り返した。

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( 翻訳者:清水有理 )
( 記事ID:47121 )