イラク:ナースィリーヤ刑務所の拷問に対する異議(2)
2019年08月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


◼️ナースィリーヤ刑務所の囚人の親たちは子供たちへの拷問に対する不満を述べた

【バグダード:本紙】

そして彼女は以下のように述べた。「痩せこけた息子の顔と体には拷問の跡があり、面会の間激しい痛みに苦しんでいました。また彼は自分の足で立つことができず、ひどい拷問のせいで話すのも困難な状態でした」。

また、「刑務所の扉の守衛は、訪問のたびに私たちに入らせないようにしていました。そうするよう命令を受けているからだと言っていましたが、本当の目的は私たちからお金を奪い取ることなのです」と述べた。

囚人の1人は本紙が得た特別な独占録音音声リークの中で、ナースィリーヤ刑務所における日々の様々な拷問について語っている。例えば刑務所スタッフたちは、衣服を全て脱がした後に囚人を広場の炎天下で電柱へ磔にし、何日もその状態にすることで彼を晒し、辱めるのだという。彼はナースィリーヤ刑務所の方針は「ゆっくりと殺す」方針であると述べた。

彼らは他にも、多数の囚人を換気口がなく5m四方に満たない小さな部屋に押し込み、その中で彼らをプラスチック製の非常に硬いパイプで殴り始め、力任せに蹴ったり殴ったりする。結果囚人たちの窒息や気絶を引き起こし、中には暴行に耐えられず命を落としてしまうものもいる。

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( 翻訳者:古賀きらら )
( 記事ID:47425 )