パレスチナ:アラブ連盟は「中東諸国リスト」からパレスチナを削除する米国決定に反対(2)
2019年08月27日付 al-Hayat 紙


■アラブ連盟「『中東諸国の定義リスト』からパレスチナを削除するという米国国務省の決定は敵対的措置である」

【カイロ:本紙】

「彼らは実際に、法と正義の原則を尊重する意識や、二国間解決と地域平和・安定の実現を熱望する意識にもとづき、パレスチナ国家の承認やそれとの完全な外交関係の樹立を行ってきた。アメリカの政権は一連の措置によってこれを台無しにしようとしている。しかしながら、パレスチナ人の存在や権利、地域保全や安定といった公正な平和を実現するための必要条件に敵意を向けるイスラエルの立場と政策に対し、米国が際限のない肩入れを繰り返す限り、こうした措置は実際的・法的ないかなる影響を持つことはないだろう」。

また博士は、この米国による新たな措置は結果的に「アラブ世界や国際社会において敬遠され否定されてきた一連の(敵対)行為の連鎖に加わることとなった」としつつ、「地域に安定をもたらし、アラブ人民の合意のもとでパレスチナ独自の国家を樹立するため忍耐と正義の戦いを継続するというパレスチナ人民・政府の決意が揺らぐことはない」と加えた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:47426 )