シリア:教育分野における10億ドルの汚職行為(3)
2019年09月17日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア、教育分野における10億ドルの汚職行為
【ダマスカス:本紙:カーミル・サクル】
たとえ在ダマスカス本紙特派員がFacebookで暴露された決定を実証できなかったとしても、本紙がシリア教育省の複数筋を通して得られた情報は信頼に足るものだ。過去数年間にわたる数億米ドルの競売や契約、機材の架空購入、教育開発拠点や学校施設に対する疑わしい補修、複数県での教育局の復興事業といった内容がこれにあたる。
本問題で立ち止まる意義は、活動家たちがこれらの汚職行為やその起訴に関する根本的な問いを投げかけていることにある。すなわち、役人たちが高官職や職業的地位にあり続けるかぎり、彼らが調査されず、起訴も行われないのはなぜかという問いである。起訴の必要が生じたならば、必ず役人が地位を外れた後に実行される。またこれら全ての事態の進展が、シリアにおいて数十万人のシリア人学生・生徒らが新学期に突入した時期を同じくして行われている事実には、ことさら言及しておく価値があろう。
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:47577 )