イラク:首相が中国へ到着、アジアとの関係強化を希求(1)
2019年09月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾️アブドゥルマフディー首相が中国に…イラク政府は東洋、アジアとの関係強化を希求

【バグダード: 本紙】

イラクのアーデル・アブドゥルマフディー首相は昨日木曜日(19日)、閣僚や政府のハイレベル代表団を率いて中国の合肥市に到着した。これは、「世界製造業大会」参加の事前準備および世界各国の高官や中国大企業の最高責任者ら多数出席する同大会にて演説を行うためである。大会は金曜日(20日)に開幕し、その際中華人民共和国国家主席の演説が行われる予定である。

代表団が中国に向かう途中、アブドゥルマフディー首相は中国到着前にまずインドを短期訪問することを決定した。なお、このインド訪問はアブドゥルマフディー首相の中国訪問スケジュールに関する政府発表には言及されなかったものだ。

≪イラク国民へのメッセージ≫

アブドゥルマフディー首相サイドの声明によると、同首相が中国への道すがらしたためたイラク国民へのメッセージは以下の通りである。
「私はこの声明を中華人民共和国への道すがらしたためている。我々は、今回の訪問が両国間関係の飛躍的進歩となることを望んでいる。(代表団には)主要な閣僚や政府高官を含む上級代表らが帯同しており、その中にはイラクのほとんどすべての県の知事も含まれている。(このような大規模の上級代表団となった理由は、)イラクにとっての中国の重要性や、中国が誇るその世界的地位のみではない。それだけでなく、イラクはこのところ中国との戦略的枠組みに基づいた関係の発展に尽力してきたことも理由なのだ。中国は経済力、技術力、広大な国土における国家建設における長期間の取り組み、そして世界一の人口を擁することで知られている。加えて、今日中国を世界第二の経済大国に押し上げたその経済面、技術面での取り組みでも知られている。今後数十年以内に中国の経済力は世界一となるかもしれない。」

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:47589 )