イラク:首相が中国へ到着、アジアとの関係強化を希求(2)
2019年09月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️アブドゥルマフディー首相が中国に…イラク政府は東洋、アジアとの関係強化を希求
【バグダード: 本紙】
さらにアブドゥルマフディー首相は(国民へのメッセージとして)以下の通り続けた。
「中国は驚くべき形で同国がほんの数十年前に悩まされていた貧困、発展の遅れ、分裂といった要素を克服し、第三世界経済・国家から今日のような先進国へと素早く、堅実に、冷静に移行できるという例を世界に示した。そして単に経済的側面だけでなく、人材、文化、健康、スポーツ、芸術、社会、科学、治安の側面においても中国は先進国へと移行した。」
また、同首相は以下のように指摘した。
「我々は本日の訪問が戦略的枠組みに基づいた関係を構築することを希求する。その目的は、イラクが再興しインフラ、経済、および社会を復興させ、失業、貧困、文盲、発展の遅れとった要素を解決する具体的な進展を実現することにある。」
そして、同首相は以下のように続けた。
「この二世紀に渡りイラクは西洋との関係を発展させ、そして未だにその関係を維持、発展させている。そして今日、イラクは東洋やアジア諸国との関係深化を希求している。これは、数千年に及ぶ歴史的関係や、当該分野においてイラクが活かすことのできる東洋やアジア諸国の豊富な類似の知見に基づいたものだ。イラクは『一帯一路』構想に最初期に参加した国々の一つであり、シルクロードやスパイスロードとして歴史的に知られた近東と極東との結びつきを希求している。」
(後略)
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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:47590 )