■国立カタール人権委員会事務局長は自国の包囲に起因する児童の権利侵害を停止するよう求める

【ドーハ：本紙】

同氏は「アラブ子どもの日」の機会に行われた自身による演説の中で、カタールに課されている包囲網の結果、同国の児童たちにおよんだ権利侵害の深刻性を指摘した。また「残念なことに、今日こうして『世界子供の権利の日』の祝典が開催されているのと同時に、子どもを含むカタール社会のいかなる階層も例外としない包囲国家による権利侵害と差別的措置は今も継続しています」と述べた。

同氏は続けた。「カタールの子供たち、そして包囲各国の子供たちから、彼らの基本的な権利さえはく奪するこれらの侵害は、もはや（世界に向けて）隠されうるものではなくなりました。これらの措置は、子どもがカタールの国籍を持っているという理由だけで、両親と再会し、両親と旅行する権利や定住する権利さえも奪ってしまっているのです」。また「これらの逸脱した決定は、両親の腕に抱かれる機会さえ奪われた乳幼児にまで影響を及ぼしている。さらには、自分自身は包囲各国の国民でありながら、配偶者がカタール国籍であるがゆえに、彼あるいは彼女から無理やり引き離されている犠牲者も存在するのです」と加えた。

（後略）

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（ 翻訳者:木戸 皓平 ）
（ 記事ID:47686 )