パレスチナ:「殉教した子供たち」の金曜デモで武力衝突(2)
2019年10月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガザの民衆は「殉教した子供たち」の金曜デモに敬意を表する…国民委員会は国際社会が行動を起こすことを求め、怒りの「爆発」に警鐘を鳴らす

【ガザ:本紙】

軍事力の強化

これまでの金曜日と同様に、イスラエル占領軍はデモの先手を打ち衝突への準備レベルを引き上げ、境界線での新たな軍事力強化を押し進めた。また、帰還の行進の開始以降続く「過度の武力」の行使を放棄しない行動の枠組みの中で、より一層の狙撃部隊を配備した。そして先週の金曜日には、2人の少年が殉教し、数十人が負傷する結果となった。

イスラエル占領軍は未だ、帰還の行進デモの平和的なデモ参加者への処置において「死に至らしめるような過度の武力」を行使している。先週、イスラエル軍が実弾を使用してデモ参加者を直接標的にし、2人のパレスチナ人が殉教し、参加者のうち数十人が重傷を負った。

ミーザーン人権センターは、イスラエルの攻撃を監視した新たな報告書の中で、イスラエル占領軍は未だ「過度な武力」を行使しており、国際社会は占領者イスラエルが説明責任を果たすよう要請していると語った。また、同センターは「帰還の行進」の第78回金曜日デモは、イスラエル占領軍がパレスチナ人、とりわけパレスチナ人の子供を直接標的にした行為を非難するために行われたと指摘した。なお、データによると「帰還の行進」の開始以降、46人の子供が命を落としているという。

(後略)

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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:47786 )