米国:ヌジュード・メランシーと、世界中の関心を集めたパレスチナ民族衣装(1)
2019年10月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヌジュード・メランシー氏と、月に初の女性を、そして火星に宇宙飛行士を送るミッションからスポットライトを奪ったパレスチナ民族衣装の物語
【フロリダ: 本紙】
ヌジュード・メランシー氏は自身が働く米国宇宙機関「NASA」での仕事の関係で写真を撮るためカメラの前に立った時、彼女が着ていたパレスチナトーブ(民族衣装)が世界中の注目を得るであろうことなど全く思いもよらなかった。
メランシー氏は宇宙船「オリオン」計画の宇宙飛行士の一人である。なお、宇宙船オリオン計画は2024年に初の女性を月へ送る「アルテミス」計画の一環である。
サイト『Middle East Eye』によると、計画の目標は壮大なものであり、任務は月面での持続的な滞在を実現し、火星に初めて宇宙飛行士を送ることを試みている。しかしながら、注目の的となったのはメランシー氏のパレスチナの遺産であった。
メランシー氏は、パレスチナトーブ姿のNASAの新しい社員証の写真を、この4年で撮った他の写真と並べてツイッターで発信した。
この宇宙船エンジニアは刺繍を施されたパレスチナトーブについて何も言わなかったが、人々はすぐにそれに注目した。
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( 翻訳者:本多香奈 )
( 記事ID:47853 )