レバノン:国内で混乱が続く(1)
2019年10月31日付 その他 - al-Watan.com 紙
■レバノンは過熱状態にある
【ベイルート:本紙】
昨日で13日目に入った民衆デモが続く中、レバノンのサアド・ハリーリー首相が辞任を表明した。一方抗議デモに反対するグループは、デモ参加者たちがベイルート中心部に設置したテントを攻撃し、放火した。ハリーリー首相に近い情報筋は、仮に政治勢力が譲歩せず、改革文書の実行を可能にする重大な閣僚交代の権限をハリーリー首相に与えない結果となれば、同氏が辞任する可能性は高いと推測していた。ハリーリー首相は会見の中で、今後共和国大統領に直接面会し、その場で彼個人の裁量において辞任を表明するとコメントし、自身の辞任は「改革を求めて街頭に降り立った多くのレバノン人の要求に応えて」もたらされたものだと語った。またハリーリー首相は、レバノンの政界の全パートナーに向けて、「我々の責任は、レバノンの保全と経済の促進である」と呼び掛けた。
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( 翻訳者:竹馬李星 )
( 記事ID:47949 )