レバノン:国内で混乱が続く(3)
2019年10月31日付 その他 - al-Watan.com 紙


■レバノンは過熱状態にある

【ベイルート:本紙】

一方、ベイルート中心部にあるシュハダー広場には多くの若者が押し寄せ、昨今の抗議運動の開始時よりデモ参加者たちが設置していたテントを破壊した。これに対し、自由愛国運動(党)は山岳レバノン県ジュニエにおいて、ミシェル・アウン大統領とジュブラーン・バースィール外務大臣を支持するデモを行った。また複数の報道によって「ヒズボラ」と「アマル運動」のメンバーとされた人々は、ベイルート中心部のリヤード・スルフ広場とシュハダー広場で座り込みを行っている人々を襲撃し、デモ参加者を棒で攻撃した上、彼らのテントや演壇を破壊した。またアナトリア通信に所属する目撃者によれば、両党の多くの支持者が、シュハダー広場で座り込みをする人々によって掲げられていた「拳」という標語に火を放ったという。

地元のジャディードチャンネルが公表したところによると、彼らは両広場において報道陣に対しても攻撃を行ったが、治安当局はそれを撃退することができなかったという。さらに国営通信は、両党の支持者は、リヤード・スルフ広場とシュハダー広場に向かう前にも、デモが行われていたベイルート中心部のジスル・リングを襲撃し、デモ参加者の集団のうち6人を負傷させていたと報道した。また襲撃者たちは座り込みのテントをも破壊し、地元のチャンネル「MTV」のクルーを攻撃したため、放送が中断されたという。 

(後略)

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( 翻訳者:竹馬 李星 )
( 記事ID:47983 )