イラク:大統領がアメリカとの同盟関係の見直しを示唆(1)
2019年10月29日付 al-Watan 紙

■イラク大統領:イランが米国へ依存する可能性はもはや存在しない

【本紙】

イラクのバルハム・サーリフ大統領は「米国とイランとの間で戦争が勃発した場合『人類の危機』となる」と警鐘を鳴らしつつ「(イラクが)同盟相手として米国に依存する可能性はもはや存在しない」ことを明らかにした。

ロシアの通信社スプートニクによれば、同氏は昨日公開されたニュースサイトAxiosとのインタビューの中で「おそらくイラクには、ロシアやイランを含む他国との関係構築に向け再考する準備がある」と述べたという。

同氏は続けて以下のように述べた。「米国は重要な同盟国、かつパートナーである。我々はこの関係が継続することを望んでいるが、我々の領土を利用することはもちろん望んでいない」。また「イラクは16年間も続く米国との関係を高く評価している。しかし、アメリカの大統領ドナルド・トランプの政治運用は事態を複雑にしている」と指摘した。

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( 翻訳者:伊藤隆 )
( 記事ID:47999 )