イラク:大統領がアメリカとの同盟関係の見直しを示唆(2)
2019年10月29日付 al-Watan 紙
■イラク大統領:イランが米国へ依存する可能性はもはや存在しない
【本紙】
加えて同氏は「現在の米国の権力が非常に深刻な疑念を抱かせる原因となっている。米国の同盟各国はワシントンに依存していることに不安を抱いている」と語った。また「米国が中東から撤退した場合、ロシアやイランの陣営に再び加わる可能性はあるか」という質問に対し、同氏は「その可能性は否定できない」と答えた。
さらに同氏は以下のような趣旨を強調した。「我々は、米国やロシアのもとに向かい、『我々のために動いてくれないのならもう一方のところに行きます』などというつもりは毛頭ない」。そして「しかしながら、我々は優先順位を決める必要があるのだ」と続けた。
サーリフ大統領はシリア北部で起きた事態、すなわちトルコ政権のシリア北東部に対する侵攻を容認することで、米国がクルド人に単独で問題にあたるよう彼らを見捨てたことに対する懸念を表明した。
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( 翻訳者:伊藤隆 )
( 記事ID:48014 )