シリア:ジュネーブ制憲委員会、根深い相違と信頼の欠如(2)
2019年11月02日付 al-Mudun 紙
■制憲委員会、根深い相違と信頼の欠如…「尊重」とは?
【ベイルート:本紙】
しかしバッシャール・アサド大統領は国営テレビに対し、選挙は「1から100まで完全にシリア政府の監督下で行われることとなる」と発言した。続けて、政府は現在行われているジュネーブでの交渉の「一部分ではなく」、政府代表団がシリアの見解を代表しているのだと述べた。そして「起こっていることもすべてはソチ合意の一部だ」と述べ、ジュネーブでの交渉は「存在しないもの」とみなした。
拡大された委員会の会合では、見解の相違と非難の応酬により、政府側と反政府側との間の「痙攣」や衝突が絶えることがなかった。それでも、集まった委員らはアジェンダと行動規範に関して合意に達することができた。
制憲委員会が定めた行為規範は17の条文から構成されている。これは制憲委員会に加わった双方の議長の初期手続きの実行10項目を含んでおり、これらは委員会の任務において要求された項目である。行動規範と実行手続きは複数の義務的規律を構成している。相互尊重、挑発行為の禁止、議長の決定の尊重、委員会の議長が交替制で主導すること、会議のアジェンダの提示、その他同様の項目がその内容である。
(後略)
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( 翻訳者:堀嘉隆 )
( 記事ID:48024 )