一般人の時代は終わったのか?(2)
2019年11月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■変遷と歴史:一般人の時代は終わったのか?
【シリア:ムハンマド・トゥルキー・ラビーウー】
特に、この流れ(アラブ革命の社会学と新しい問いに関するハーリド・アブー・ドゥーフの研究にさかのぼることができるだろう)におけるチャールズ・ティリーの思想である。アラブの民衆蜂起に関する西洋の論文の中でもっとも引用された名前は、サミュエル・ハンティントン、エドワード・サイード、チャールズ・ティリー、およびマニュエル・カステルだ。インターネット時代における社会運動に関するチャールズ・ティリーの論文は、アラブ運動の最高潮である2012年に英語で発行されたが、これは2017年までアラビア語に翻訳されることはなかった。そしてそれは、民衆蜂起を経験した国々が厳しい状況を過ごしていた時期だった。すなわち、インターネット網が消えつつあった、もしくは地上戦闘員のためにこれが消滅しつつあった時期において、こうした困難な状況はその論文が十分な関心を得ることを妨げていたのだ。
(後略)
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( 翻訳者:堀内優希 )
( 記事ID:48083 )