エジプト:割礼によって娘を死亡させた両親と医師を起訴(4)
2020年02月20日付 Al-Ahram 紙


■検事総長は割礼事件で父親と他二名を起訴する

【本紙:シャリーフ・アブー・アル=ファドル】

検察は全ての父親と母親に対し、時代遅れの慣習と伝統によって受け継がれた危険な手術に娘たちを晒さないように求めている。こうした行為の見かけは貞節や純潔だが、その内実は害、苦痛、そして生命の破壊である。また娘たちの貞節や純潔が、彼女たちにとって良い育児、教育、抱擁や思想の啓蒙によってのみ実現すると認識し、どのように娘たちを作り出し、固有の性質や知識を植え付けたかに注目するよう呼びかけている。そして娘たちを死に追いやり、あるいは時代遅れの慣習によって苦しみと痛みを味わわせないよう求めている。また娘たちに安全、保護、支えを与え、このような慣習が全ての宗教が放棄したものであると認識するよう求めている。

検察は医師たちに社会の啓発という役割を引き受け、社会の理解や信条を正し、割礼の危険性やもたらす被害、苦痛を認知させるよう求めている。同様に、全ての社会と地域に対し、この犯罪について隠したり沈黙するのではなく、深刻な被害をもたらす時代遅れの慣習を撲滅するために団結するよう要請している。また全ての犯人に刑罰が及ぶように、これらの罪を犯した者や求めている者を通報するように呼びかけている。さらに立法者に対し、実行者が医師であった場合、割礼罪に関して規定されている刑罰を見直すように要請している。

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( 翻訳者:秋吉香奈 )
( 記事ID:48611 )