シリア:世界がコロナウィルスと戦う中で政府が予防策を講じる(2)
2020年03月09日付 al-Watan 紙


■世界がコロナウィルスと戦う中、政府は予防措置を講じる。イラクとヨルダンへの訪問を1ヶ月間停止、サッカー活動の停止。保険省「もし感染事例が確認されれば隠すことなく発表する」

【ダマスカス:本紙】

同様に、トレーニングコースやその他の在外活動に関する公式代表団派遣の停止が決定された。閣僚議会はまた、すべての訪問者の安全を確保し、彼らのフォローアップを確実にするため、すべての関係当局に対し保健省の計画を厳密に実施するよう命じた。同様に保険省と運輸省に対して、現在の予防措置を強化するため、輸送トラックや商用輸送船の乗組員の検査を共同で行うよう命じた。

保健省筋は、シリアにはコロナウィルスの感染例が存在しないことを再度強調した。保健省の伝染病・慢性疾患事例の責任者であるハザール・ファルウーン博士は、本紙に対する声明の中で、シリアにおけるコロナウィルスのいかなる感染例の存在を否定した。感染の疑いがある人々に対する多数の検査が実施されたが、現在までに結果は全て陰性であったという。感染が疑われるケースに関しては(省内で)標準的な基準が存在し、こうしたケースに対処するための研究施設においてサンプルが検査されるという。

博士は以下のように続けた。「ウィルスの感染例が確認された場合、我々が問題を収束させるにあたって国民の助けを得られるよう、こうした例に関して隠蔽することはない」。

(後略)

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48645 )