レバノン:新型コロナウイルスによる国内二例目の死亡者(1)
2020年03月11日付 Al-Nahar 紙


■保健省のワリード・アンマール局長が、新型コロナウイルスによる二例目の死亡例の詳細を語る

【ベイルート:本紙】

レバノンは(新型)コロナウイルスによる二人目の死亡を記録した。次はどうなるだろうか。国内のコロナウイルス感染者の数は増加の一途をたどっているが、講じられる措置は災害規模に対していまだ小規模である。起きていることに関連し、いまだ疑問が残っている。レバノンが公に、高らかに非常事態を宣言するのはいつになるだろうか。レバノンは、コロナウイルス感染が確認されている国からやって来たグループとの接触によって同ウイルスに感染した一名の死亡を記録し、これはレバノンにとって二人目の死亡例となる。当該の死亡例は、ブサリームの中東病院に入院しており、後にアル・ハリーリー大学病院に転院となった患者によるものである。

保健省のワリード・アンマール局長は、本紙に対し以下のように述べた。「急性肺炎と高熱に苦しんでいた患者の症状は、治療にもかかわらず悪化した。そのためコロナウイルスの検査を行ったところ、結果は陽性であった。ハリーリー病院に入院した初日から同氏の症状は危機的であったため、その後健康状態がさらに悪化するまで、同氏がコロナウイルスに罹患している疑いは持たれなかった」。また「患者のコロナウイルス感染は、同氏の学生からもたらされたものではなく、外的要因によるものであった。故人はあるグループと接触しており、このグループはコロナウイルス影響下の複数の国々からきたメンバーを含みつつ、レバノンを訪問中であった。このグループはすでに出国しているが、死亡した患者からは新たに6名の感染が確認されている。彼らについては、全員に対し追跡が行われている」と続けた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48653 )